私の実家は敷地内に昔から祖父が一人で頑張ってきた小さな鉄工所がありました。実際に祖父が亡くなってからもその鉄工所の敷地は触ることもなく、おいたままんしてあったのですが、祖母がゆっくりする場所を作ってあげたいというわたしの両親の思いもあって、ちょうど、その鉄工所をそのままにしておくよりも取り壊して離れにしてしまったらどうだろうかという話になったのです。祖母も最初は思い出の鉄工所に複雑な思いがあったようですが自分自身の人生の残りの20年近くをゆっくり過ごす場所として決断を下して、両親と相談して離れを作ることになったのです。それ以来、20年近くいまだに祖母は元気でその離れでくらしています。私の家族や私の弟の家族が帰省した際も祖母と同じ場所で生活することになっていて、本当に素晴らしい離れだと思います。このアイディアや決断をくだした両親は本当に祖母のことを考えての素晴らしい結果だったと個人的に思っています。