マイホーム建築思い出す事

家は生涯の最大の買い物という事で、建てる事にしてから出来上がるまで、ちょっとした悲喜こもごもがありました。2年前に土地だけ所有していたので、一戸建ての注文住宅を造る事になりました。
土地を買う時は建築条件無しという事でしたが。土地を買って3ヵ月もしたら、土地を売った業者さんが、3人がかりで訪ねて来られ家の建築を迫られ閉口しました。まだ何も考えていないところへ、さも私たちに建築を頼むのが当たり前という風に、捲し立てられて腹立たしく思いました。
建築を決めるときは、知り合いの息子さんが工務店に勤めているという事で、そこにお世話になる事にしました。私はその知り合いの方に、仕事を通して義理があって妻にもよく話していたのですが、問題は母で業者に馬鹿にされてはいけないと言って、打ち合わせの時など無理な要件を唐突にぶつけてはハラハラさせました。知り合いの息子さんも時に困って頭を抱えていましたが、何度か通ってくるうち母にも気に入られて事前の打ち合わせも済んで建築となりました。
母の無茶ぶりに助けられたこともありました。建物に沿った「犬走」母の「付けて」の声が無ければ付きませんでした。私は「犬走」も知らなかったし。白いコンクリートの犬走が走っている部分、家も見栄えが良いように思えます。
担当してくれた知り合いの息子さんも今は偉くなって常務さんになっていますが、今も時々訪ねて来てお茶を飲んで行きます。